近年、BMWなどの高級車が軽量化する勢いが加速しています。新型車が披露されると先代モデルよりも軽くなっていると話題になるほどです。では実際どのくらい、軽くなっているのでしょうか。具体的に例を挙げるとBMWの7シリーズはマイナス130kgで、5シリーズはマイナス100kg、メルセデスベンツのSクラスはマイナス100kg、C&Eクラスはマイナス70kgと一目瞭然です。
安全性&快適性、ゆったりめの収納を実現しようとすると、ボディのサイズはどんどん大型化しがちです。すると重量が増すので燃費が悪くなり、衝突する危険性も増すことに。そんな中、製品や部品の軽量化にメーカーも注目するようになったと話します。また軽やコンパクトカーなどのメーカーも軽くする技術に取り組んでいるようです。
ではなぜ、業界全体が、その技術に注目しているのでしょう。それは世界の燃費規制に関する、2020年問題が要因なのです。2020年に日本の規制により、CO2の平均排出量を105g/kmに、また2021年にはヨーロッパの規制で95g/kmまで減らさないといけないからだと言います。2020年まで、あと3年をきった今、ますますその傾向は強くなるのかもしれません。